坂出市 香風園観月会 小笠原 浩

 マリンライナーで岡山から帰ってくる時、JR坂出駅に着く少し前、車窓の北側に純和風の庭園が見えると思います。この日本庭園は香風園といい、明治41年から43年にかけて坂出市の旧家(鎌田家)の別邸として築庭され、その後、昭和30年に坂出市が買受け、坂出市民の憩いの場所として親しまれてきました。

 私が子供の頃は、「鎌田公園」の愛称で、坂出の子供達の遊び場として毎日多くの子供達で大変な賑わいを見せていました、公園には、猿がいる檻があり、紙芝居のおじさんが来ると子供達が集まり、昭和の良き時代の光景を見る事ができました。JRの高架に伴う再整備により、日本庭園の香風園として整備が行われ現在の姿になりましたが、この度、老朽化していた一部施設の改修工事が終わり、日本庭園としての価値を更に高め、リニューアルオープンをしました。リニューアルに合わせて、コロナ禍で開催をできていなかった香風園観月会が4年ぶりに開催をされます。

 本日、9月27日(水)から10月1日(日)までの開催です。毎晩、18時から20時には、邦楽からジャズまで様々なジャンルの演奏会も予定されています。観月会に合わせて、特別にライトアップされた香風園を見に是非とも坂出にお越しいただけたら思います。