社会と、人の心を動かす。 山本悟史

 週末、御縁があって、3年ぶりに開催されたモンスターバッシュに行ってきました。

 実は私は、野音フェス自体、初めての体験でした。

 

 会場の国営讃岐まんのう公園の中では、どこにいても演奏音が聞こえてきます。

 夏の強烈な日差しの下、(熱中症対策は前提で)お目当ての出演者で無くても、楽しいお祭りの空間をみなで共有できるし、お目当ての出演者なら、なお最高!という感じでしょうか。

 

 国のガイドラインに沿った感染症予防対策の実施は当然として、いろいろな関係者の努力があって、今年のモンバスは成立したことを体感しました。

 

 もちろん、多くの人が集まる環境に対して、好意的な意見ばかりがあるわけではありません。

 ただ、去年のように、ある種の殺気だった批判はなくなったと思います。

 それだけ、良くも悪くも、社会全体が慣れてきた裏返しでしょうか。

 政府もようやく、陽性反応者の全数調査見直しを考えるようです。

 これ以上の医療崩壊を招かないために、治療が必要な人から実際の治療を受けられる、当たり前の社会に戻すためにも、現実的な見直しが必須です。

 未だに厳しい対応が(無言の圧力として)求められたままになっている、医療・福祉・教育現場の負担軽減も急務です。

 現場の声をくみ取りながら、政府に具体的な改善策を提言することで、コロナ渦で閉塞した社会と、人の心を動かしていきます。