『鎌倉殿の13人』に見る権力闘争 山本悟史

 参院選中は、見ることができなかった大河ドラマ。

 気がつけば、頼朝亡きあとの展開に。

 いよいよタイトルの、13人の有力御家人の合議制に突入です。

 

 (特設サイト「鎌倉殿×13人の重臣たち」より)

 とは言いながら、史実が元になっているので、毎回、13人のうちの誰かが粛正、あるいは追放され、ついには源氏嫡流も途絶え、北条氏が権力を握ることになります。

 例え、身内であっても、否応なく?あるいは積極的に権力闘争に巻き込まれていく様は、「さすが、三谷幸喜さん!」と言いたくなるほど、個人的にはわかりやすく感じています。

 私自身も、思いもかけず、権力闘争に巻き込まれたことは多々ありますが、この世界にいる以上は仕方が無いことだと、今では割り切っています。

 「昨日の友は今日の敵」、「敵の敵は味方」。

 昔から、いろんな表現があって、「いやな表現だなぁ。」と感じていたときもありますが、この世界に入ってからは、「上手いこと言うなぁ。」と感じるときが増えてしまいました。

 あと、「去る者、追わず。」「来る者、拒まず。」と言う表現も、あらためて感慨深く感じるときがあります。

 それだけ、いろいろな経験をし(てしまっ)た裏返しかもしれませんが、仏教で言うところの中道精神(「対立または矛盾しあう両極端の立場を離れ、両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫くこと。」)を大事にしたいと考えています。

 とにかく、初心を忘れずに、そして困ったときに助けてくれた人をこそ裏切らないように、これからも活動してまいります。

 引き続きの御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。