能登半島地震 募金活動を行います。 玉木雄一郎

玉木雄一郎です。

今年の正月に発生した能登半島地震では、甚大な被害が生じております。私自身、今月15日に現地に入り、現状を視察して参りました。

早い段階から、「2次避難」のための住民説得の先頭に立った吉田修・石川県議会議員から直接話を伺いました。吉田県議は、県の許可を得て5時間かけて現地に入ったそうです。能登特有の地域のつながりや地域への愛着があって、説得は簡単ではなかったと言います。国や県は、道路などのインフラや水道などのライフライン復旧のめどを示すことが何より重要だと思いました。

珠洲市の県営住宅に住んでいた方からは、全壊ではないが断水が継続しており、みなし仮設に入る基準が曖昧で市長の判断もいつ降りるか分からず不安だという話を聞きました。3ヶ月以上、インフラ及びライフラインの復旧が難しいなら、そのことは早く説明する必要があります。環境の悪い(1次)避難所に長くいることで関連災害死のリスクも上昇しますし、寒い冬の期間を1次避難所で過ごすことは厳しい。中学校の子どもたちには学習機会を適切に確保する必要もあります。

また、「必ず戻れる」という約束を具体的に示すことも重要です。仮設住宅入居の手順を具体的に示すことや、被災者生活再建支援制度に基づく支援金の増額の引き上げも必要です。とにかく今は「めど」を速やかに示すことが急がれます。

メディアの取材は奥能登に集中しがちですが、内灘町、かほく市の被害も想像以上です。液状化の被害も広範に及び復旧復興支援には長期間を要すると痛感しました。

北陸電力や応援に入っている他の電力会社の皆さんの懸命の努力のおかげで停電戸数が縮小してきています。心から感謝と敬意を申し上げます。自前で持ち込んだテントを張って拠点を設置し復旧作業に取り組まれています。ただ、現地に向かっても道路の復旧が十分ではなく途中で帰ってくれと言われたり、まだ多くの地域で断水が続いているため、仮設トイレの汲み取りを市や町にお願いしても避難所が優先で対応してもらえないとのこと。私が訪れた中能登町の拠点でも4つのうち2つの仮設トイレがすでに使えなくなっていました。被災者の仮設トイレだけでなく「被災者を助ける人たちの仮設トイレ」の問題を早急に改善する必要があります。これは、今後多くのボランティアを円滑に受け入れるためにも不可欠の要素です。やはり重要度が高いのは、道路と水です。改めて県にも国にも伝えます。

被害は甚大です。被災地のニーズをしっかり把握し、政府関係機関、地方組織などとも連絡を取りながら、被災者支援、復旧復興に全力を傾けていきます。

国民民主党香川県連では、20()に募金活動を実施します。

高松市の丸亀町グリーンで11時30分から12時までです。

このパネルが目印です。お近くにお越しの際は、お声かけください。