「芸術の秋」とよく言われているが、これは少し違うように感じている。私は「芸術は一年中」と思うが、皆さんはどう思われますか?
芸術の秋とは、空調設備の無かった時代の事ではないだろうか。農村歌舞伎や能楽を鑑賞するにしても、暑さや寒さを感じていては集中して観ることはできない。現代の劇場や施設は、夏は涼しく冬は暖かい。
そこで、真冬の1月末に実施されるコンサートのご案内をさせていただきたい。
『高松3大テノールコンサート@カフェ第二楽章』
世界の3大テノールと言えば、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス。今回の高松3大テノールは約10年前のトライアスロン高松イベント出演のために結成された。全員高松市生まれであり、地元を中心に全国的に活動している。
若井健司(わかい けんじ)さんは、東京藝術大学大学院を修了し、現在は香川大学教育学部教授。2022年香川県文化功労者として表彰された。オペラでは数多くの主演・公演監督等を務めており、最近では瀬戸内国際芸術祭2022~瀬戸内仕事歌・四国民話オペラ『二人奥方』~を企画し芸術監督・演出を務め、各方面から絶賛された。
越智慎悟(おち しんご)さんは、会社経営者とエンジニアの横顔を持ち、パオリーノ役で出演した「秘密の結婚」は第11回佐川吉男音楽賞奨励賞を受賞した。コンサートやイベントなどマルチに舞台に立ち活躍している。第5回ブルーポラリス賞新人賞受賞。
そして、私こと米田優(よねだ まさる)は、県内小中学校で教諭として勤務した後に、劇団四季俳優としてミュージカル『キャッツ』に約500回出演した。香川県県民ホール館長、舞台企画や舞台演出、イタリア・ボローニャMariele Ventreに留学等、いろいろな経験を活かして幅広く活動している。
以上のメンバーで実施される『高松3大テノールコンサート』に是非ともご来場ください。芸術文化はいつも大切なもの、そのことを実感していただけるようなコンサートです。