こんにちは。事務局です。
「ドラゴン・オプション」という本を読みました。香港を舞台にしたスパイ小説です。著者はジャーナリストの外岡秀俊さん。中原清一郎というのはペンネームです。
中国は監視社会。いたるところで監視されているというのは有名な話ですが、いやぁ、ここまで監視できるとは。監視される側だって、様々な工夫をして、監視の網をかいくぐっていくのです。盗聴や人物特定など、技術的には可能なので、私たちの廻りだって、いつかこうなるかもしれません。そう考えるとちょっと恐ろしくなりました。
ハードボイルドですが、風光明媚な香港の探索やワインやロマンスのお話もあって、最後はホッとする物語です。「ドラゴン・オプション」、おすすめです。