『世界禁煙デー』は、世界保健機関(WHO)が1989年から毎年5月31日と定め、各国でたばこと健康問題について考えるよう呼びかけ、禁煙を推進している日です。
国は、1992年から、世界禁煙デーからの一週間(5/31~6/6)を「禁煙週間」とし、毎年テーマに沿った取組を行っています。
2021年のテーマは、「たばこの健康影響を知ろう!~新型コロナウイルス感染症とたばこの関係~」です。
国立がん研究センターが、20歳以上の男女2000人を対象に新型コロナと「たばこ」に関する意識などを調査した結果、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、3割以上の人が「受動喫煙」が増えたと感じていることが分かりました。
家にいる時間が増え、同居人の喫煙による影響を受けたとみられます。
今は、禁煙に取り組みやすいように、禁煙を希望するニコチン依存症患者に対する一定期間の禁煙指導を保険適用で行うことができるようになり、ニコチンパッチや内服薬(チャンピックス)も保険適用の対象となりました。
禁煙を考えている方は、ぜひ、お近くの医療機関を受診ください。